羹に懲りて膾を吹く

羹に懲りて膾を吹く(あつもの - こ - なます - ふ)は、ある失敗に懲りて、必要以上に心配をすると言う意味の故事成語

由来編集

出典は「楚辞」。羹は熱いもの、膾は生肉刺身という意味。熱いものを食べて思わず汁を吹き出してしまったことを教訓として、冷たい食べ物である膾まで吹いて冷ましてしまったという間抜けた話から誕生した。

なぜ羹を冷まさなかったのか編集

なぜ羹を冷まさなかったのか、それはその季節が寒かったので、より体を温めたかったからである。この言葉が生まれた当時は今のように暖をとる道具が充実しておらず、食事は暖をとるための貴重な手段であった。その時に、より多く暖をとるために熱すぎるぐらいがちょうどいいとされていたことが分かっている。

鱠を吹くことの効果編集

近年、膾を吹いていたのは冷ますためではないかもしれないという研究が行われている。つまりこれは、膾を吹くことに冷ます以外の効果があるというのである。この研究によると、膾を吹くことで、「生肉に存在する菌が減少する」、「冷たすぎるものが少し体温に近くなり食べやすくなる」可能性があると指摘されている。