ゆ党
ゆ党
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ゆ党(-とう)とは、野党として政権に対立したり、与党と共闘して政権を擁護したりする、中道派を自称する議会の議員によって構成された政治団体・或いは派閥そのものを指す言葉である。
概要[編集 | hide | hide all]
立憲制をとる国家において、議会は立法権限という大きな権限を握る重要な機関であり、選挙によって選出された議員が国民の代表として討議を行う場所である。議会においては個々人がそれぞれ自由な言説、奔放な論議を繰り返すばかりであったならば、危急の案件に統一した見解を示すことができず、議論は紛糾を見せてしまうだろう。とりわけイギリスやアメリカでは特定の発議に対する賛否をもとに政党が形作られたことで、党議拘束のもとに統一した意思を形成していき、やがて議会の主導権を握る政党は与党(政権を与る政党)という言葉を、これに対抗する政党や党閥には野党という言葉があてられることで、議会の趨勢を党の対立として具象化した。
だが、この与党、野党という考え方には問題がある。それはイデオロギーや特定政策の段階において、与党と野党を行き来するような議員が現れたことから始まった、どっちつかずの人間の存在である。彼らは都合がいいときに与党の仲間の顔を見せるが、自分たちに都合が悪くなれば野党に与してヤジを飛ばす。碌に党議拘束を守らない議員、また特定政党に関しては、やがて「彼らは野党と与党の真ん中にいる」ということで、ゆ党と呼ばれるようになった。
各国のゆ党[編集 | hide]
- イギリス
- 立憲君主制の本家、議院内閣制の大本であるイギリス。このゆ党という考えが誕生したのもイギリスであり、ゆ党派に所属する人間はOpportunism(和訳:日和見主義者)と呼称している。現在二大政党制となっているイギリスではその二政党を担うのは労働党と保守党であるが、かつては自由党が労働党のポジションを占めていた。しかしながら前述の「どっちつかずの議員」たちが自由党という党名をいいことに、私たちは自由であるといって党議拘束のもとにまとまらず、団結を訴えた労働党の前に敢えなく瓦解した。世界初の「ゆ党」であるとともに、この出来事は現代においてもゆ党の存在が忌避される原因となっている。
- また、イギリスの政治家ラムゼイ・マクドナルドは熱烈なゆ党派閥の人間として有名である。所属は労働党であり党首を務めた経歴を持ちながら、首相として指名された際には挙国一致内閣を組織しすべての党派から人材を登用した。しかも、労働党の政策に逆行した政策を行ったことで労働党を除名され、労働党では今なおラムゼイ・マクドナルドの名前は黒歴史として闇に葬られている。ゆ党派層からは「ゆ党の鑑」として崇拝を受ける一方で、野党や与党からは「日和見主義者」という名誉ある称号を賜った。
- アメリカ
- イギリスに同じく二大政党制として民主党と共和党が鼎立するアメリカであるが、仮に議会の多数派を占めて大統領を排出した与党であっても、大統領のもとに組織される政権と与党は対立することがある。これは民主党、共和党のそれぞれにゆ党議員が紛れ込んでいるからである。彼らの煽動によって大統領と与党の対立が鮮明化したり、野党との協調が図られたり、影のフィクサーとしての役割を担う部分も大きい。昨今のアメリカでたびたび登場するQアノンは、このゆ党勢力を指摘するものとして、一部の知識人層からの熱狂的な信仰を受けている。
- 日本
- 日本では儒教由来の中庸精神が存在しており、もとより日和見が最良である、といった教育が盛んであった。そのため潜在的なゆ党の支持層が大きく、中道派を志す国民精神が培われていった。明確な「ゆ党姿勢」を見せたのは超然内閣で知られる黒田清隆が元祖であるが、その後もどっちつかずの議員によって帝国議会は運営され続けることで議会の舵取りは乱れ、やがて二・二六事件をきっかけとして国家は軍部による支配を受けることとなった。これはゆ党の失敗として現在も語り継がれる。しかしながら、太平洋戦争以後の現代日本においても、同じ日和見を見せるゆ党派閥の議員や政党は後を絶たない。
漢字表記の様々な案[編集 | hide]
独自 研究 |
この記事や節の内容は独自研究であるとする見方もあるようですが、ここウソペディアで笑いを取るためには自分のアイデアを記事に注ぎ込む事が不可欠であり、我が道を突き進まなければ登れない山もあるでしょう。 | ![]() |
ゆ党の「ゆ」は、漢字で書くとどうなるのか。調べてみた。
- 「癒党」説[ウィキペディア情報] - 与野党が激しく対立する国会で、どちらにも強く傾いてはいない事から重苦しい国会を癒すから。
- 「湯党」説 - 与野党が激しく対立する冷酷な国会の空気をお湯のように温める[要出典]から。
「ゆ」党の一覧[編集 | hide]
関連項目[編集 | hide]
翠色執筆コンテスト入賞 |
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この記事は、第5回翠色執筆コンテストで、1位入賞しました。加筆され過ぎて、ウソペディアにふさわしい、真実が見えない記事になったようです。対抗できるのは、化粧を施したうえでプリクラ加工された盛り写真ぐらいのものでしょう。 |