アベノマスク
アベノマスクとは、新型コロナウイルスの流行の影響によって2020年2月以降に日本国内で発生しているマスク不足などによる国民の不安を解消することを目指し、日本国政府が全世帯に2枚ずつ配布していたものの、既に新聞やネットを通じて新型コロナウイルス(笑)に感染し頭が犯された人々によってマスクの不具合について大々的に騒がれ、勝手に国が国民をカビによって殺そうとしたことにされ、結果として国民の不安を解消するどころか、かえって不安をあおるものとなってしまったガーゼ製の布マスクのことを指す。
報道と概要[編集 | hide | hide all]
2020年、新型コロナウイルスの流行による影響によって、騒ぎに乗じて金儲けをしたい国民や老後をより安全に過ごしたい国民による大量購入によって市場からマスクが消え、入手が困難になった。そこで、安倍首相は国民の不安を少しでも減らすべく、2020年4月1日に突如、全国のすべての世帯を対象に(転売禁止により転売できずマスクに埋もれることになってしまった国民も対象に含め)1つの住所あたり2枚ずつ、布マスクを配布することを明らかにした。そして、このマスクの配布には日本郵政の配達システムを利用され、4月17日より投函によって配布が開始された。
予算面や大きさの面で不満の声が上がったものの、特に政府が集団的自衛権を容認した時のような大きなデモ等は起こらず、大きさの問題に関しては「小さいと言っている人は顔がでかいだけ」と言う指摘がされるなど、いつものように主にSNS上でそれぞれ思想が異なる人々の間で配布されたマスクに関する論争に発展しただけであった。また、その頃には安倍首相の経済政策(アベノミクス)になぞられアベノマスクと呼ばれるようになり、海外メディアでも取り上げられるようになった。しかし、4月21日、ある新聞社による報道で騒動が起こった。
報道と疑惑[編集 | hide]
4月21日、ある新聞社はアベノマスクについて不良品が確認されていることを報じた。それは妊婦向けのマスクに異物混入があったという内容の報道であった。また、続けて全戸配布用のマスクについても不良品があった報道がされた。しかしこの報道により、特に後者の報道が元となって騒ぎが引き起こされた。
問題となったある新聞社の報道を要約すると、「配布されたマスクの中に変色したものや髪の毛が入っていたことが報告された」というものであったが、その中で掲載された画像が右の画像である。この写真は関係者によって提供された、カビが生えたマスクとされるものであるが、その画像にいくつかの疑惑があるとの指摘が多数上がった。その疑惑についてここではいくつか紹介する。
- 画像のマスクはそもそもアベノマスクではない
- 報道にあった疑惑のマスクの画像が広まると、本来のアベノマスクとは素材や縫い目が違うという指摘が出た。この記事の中の二枚目の画像が本来配布されているアベノマスクである。確かによく見ると、少なくとも縫い目が最初の画像とは違うことがわかる。
- 画像のマスクに生えているカビは布に生えるカビとは違うように見える
- これは疑惑の画像のマスクに生えているカビに違和感をもつ人々による指摘である。その人々が言うには、本来布に生えやすいのは黒カビであり、しかも全体的にポツポツと生えるという。しかし疑惑の画像のマスクはそのような状態ではなく、むしろ一ヶ所に薄く墨汁をたらしたような状態である。そして、マスクにカビが生えていたのならビニール袋にもカビがついているはずだという指摘も出ている。たしかに疑惑の画像のマスクの包装を見ると全くついていないのである。
- 開封の形跡がある
- そして、開封の形跡があるとの指摘も上がった。疑惑の画像をよく見ると包装に不自然なシワがあり、それは新品の状態では考えづらく、一度開封したことが強く疑われる。もし本当ならば不良品のように見せるために工作したと言ってもなんの違和感も感じられない。
騒動[編集 | hide]
報道された、画像に対する指摘がSNSで多数上がり拡散されていくうちにこれはガセネタではないかという指摘が出始めた。しかしその指摘をしたときは手遅れで、疑惑の画像の他に、このマスクは不良品であったという画像が全く出回っていない等不自然さがあるのにも拘らず騒ぎがどんどん大きくなり、そしてそのまま報道された画像を鵜呑みして製造した企業名とともに批判するものが現れ、しまいには妊婦向けのマスクの配布が一時中断されることとなった。そして相変わらず疑惑の画像ばかりが広まり続け、さらにそれについてなんの疑いもなく騒ぐ人々によって不安を解消するために配布されたマスクがかえって不安を煽るマスクと化したのである。
騒動の原因[編集 | hide]
この騒動の原因は報道された画像を全く疑うことなく騒いだことである。疑惑の画像はよく見ると不自然な点ばかりであるが、現在の国の状況に不満があるものが、画像の不自然さに対する指摘が多く飛び交うなかその憂さ晴らしとばかりに騒ぎ続けたのである。そして自分たちがマスコミの情報を鵜呑みにして本来抱かなくていい不安を抱き騒いでいることでかえって人々の新型コロナウイルスへの不安を煽っていることに彼らは気づいていないのである。
関連項目[編集 | hide]