インターネット

出典: 究極の八百科事典『ウソペディア』

インターネット(Internet)は、地球全体を包括する宗教結社社会の内部を示す言葉。対義語としてアウターネットがある。

成立[編集 | hide | hide all]

常識(コモンセンス)を経典とし、唯一神世間様を信仰する社会では、古くより経典のアップデートや維持管理のためにメディア媒体の活用が盛んであった。一方で、社会教団は明確な信者管理を行なっておらず[1]、正しく経典に従っている信者の総数や規模、状況を把握できる状況になかった。このため、新聞ラジオといったマスメディアによって情報を入手する信者について教団はそれを認識し、宗教結社としての輪郭を保持する試みを続けてきた。

第三次産業革命の発生とともに電子計算機の利活用が進むようになるとマスメディアの形態にも変化が現れるようになり、特定のプロトコルを利用した情報通信が発達することとなった。このプロトコルは「コンピュータを用いてアクセスできる」「双方向のやり取りが行える」「個人対個人及び集団でのやり取りが可能」である点に特徴を持っていた。これらの特徴は社会教団にとって非常に都合が良いものであったことから、教団内部では積極的な利活用を推進する動きが高まった。この頃に、社会ではコンピュータを用いた情報通信をネットと呼称し、情報が疎通される教団内部の様子をインターネットとする動きが広まることとなる。ネットという言葉は、教団内で活発化する個人間のやり取りによって関係性が網状に拡大している様子を喩えたフレーズが現在も使われていると言われている。

利用[編集 | hide]

インターネットに所属する信者は1995年以後にシェアを伸ばしたWindows搭載パソコンの普及により、自然増加を果たしていった。この増加とともに、教団内では構造改革や意識改革が進んだ結果、特に情報通信産業に特化した教団内部門が誕生し、IT(インターネット・テクノロジー)産業として研究開発が促進されていった。近年では接続デバイスの多様化が進み、スマートフォンでは旧来のメディアであった電話を取り込んだ個人通信特化の端末も登場している。他、IoTと呼ばれる技術ではインターネットが管轄する範囲を人間のみならず物体に拡大し、社会は教団内で通用する規格標準といった教典による一元的な管理を視野に入れている。

また、教団は社会における信者規模をインターネットの在籍者によって区別することができるようになったことで、組織の最適化が進められるようになった。具体的には信者内での取引会計システムの整備や広報活動、教団内調査[2]はインターネットで行われるようになっていった。特に21世紀以後に誕生した新たな信者はデジタルネイティブとして出生とともにインターネットに取り込まれ、社会教団の実質的な輪郭を見出すケースも少なくない。ただし後述する事情から、インターネットのみでの活動や調査は完全に普及したわけではなく、インターネット外の信者に対象を絞った調査なども続けられている。

現実社会との乖離[編集 | hide]

近年、教団に在籍しながらインターネットにも参加する信者が増加する一方で、教団信者ではあるがインターネットに参与しない集団との間で規範の分化が発生しているとの指摘が増加している。特に後者は現実社会宗派としてインターネットとは区別されており、インターネットに関与する集団は年代を問わず確認される一方で現実社会宗派は高齢者層に偏る傾向がある。若年層と高齢者層との分断の結果であるという定説が主張されているものの、実態として現実社会宗派の構成員がインターネット構成員との間で価値観の相違によるトラブルを多発させる傾向も見られ、アウターネットとの線引きが曖昧になっているとの指摘がある。このような状況の中で、インターネットにおける常識は現実社会と区別し、インターネット世論として成立させようと呼びかける動きも見られている。

脚注[編集 | hide]

  1. 世間から道を外す信者が後を絶たず、管理を事実上放棄してしまったためだとされている。
  2. 一般に社会調査と呼ばれる

関連項目[編集 | hide]