ウソチューンズ:徐々に禿げる

出典: 究極の八百科事典『ウソペディア』
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抜けるように 落ちてゆくように
少しだけのが広がる 床に

「さよなら」は無かった 僕の頭の全てが変わった
日が沈み出した空と僕の頭 ガラス越しに輝いてた 
初めて知った日から 僕の頭の全てを奪った
どこか儚いカツラを纏う僕は 寂しい目をしてたんだ

いつだって リーブマープと鳴る世界で 何度だってさ
触れる心無い言葉 うるさい声に涙が零れそうでも
ありきたりな喜び きっと私なら見つけられる

騒がしい周り ありえないテカり 光ある限り眩しい頭
抜ける毎に 落ちてゆく毎に この心蝕んでほら
忘れてしまいたくて すぐかぶった帽子も 突然吹いた風が飛ばすから 
怖くないよ いつか毛が生えるまで 一人でいよう

君にしか見えないてっぺんを見つめる君が嫌いだ
驚いてるかのような 蔑むような そんな君が嫌いだ

信じていたいけど 信じれないこと そんなのどうしたってきっと
これからだって いくつもあって そのたんび怒って泣いていくの
それでもきっと いつかはきっと 頭はきっと 豊かになるさ 信じてるよ

もう嫌だって 疲れたんだって がむしゃらに掻き回す僕の手に絡み付く髪
もう嫌だって 疲れたよなんて 本当は僕も言いたいんだ

ほらまたリーブマープと鳴る世界で 何度だってさ
髪の為に用意した薬 どれも効果ない
「終わりにしたい」だなんてさ 釣られて言葉にした時 君は初めて笑った

丸出し頭皮に笑えなくなっていた テカり増す様はまるで ジジイだ
生えない髪に溢れた涙も 君の笑顔に溶けていく

変わらない頭皮に 泣いていた僕を 君は優しく終わりへと誘う
抜けるように 落ちてゆくように 染み付いた霧が晴れる
忘れてしまいたくて 閉じ籠った日々に 差し伸べてくれた君の手を取る
涼しい風が 頭撫でるように 今 吹き抜けていく
生えた髪は毟らないでよ
一人今、徐々に禿げ出していく