ウソニュース:新登場、ゲーミング都庁

出典: 究極の八百科事典『ウソペディア』

都庁、ゲーミングカラーでリニューアルオープン(パソ通オンライン 2020年6月号)

皇居もゲーミング皇居となる

東京の都庁舎がリニューアル工事を終え、ゲーミングカラーである六色の虹色をまとって新宿の新名所となっている。

東京都は、新型コロナウィルスを機にインドア趣味の需要が高まっていることから、東京都全体でeスポーツを盛り上げていく方針を打ち出した。本年7月に行う予定であった脳筋スポーツの祭典である東京オリンピックを、eスポーツの祭典に改めて開催することとなり、まず都庁にゲーミングカラーのライトアップがお目見えした。

マッチョの祭典は翌年7月に順延予定だが、同時期までに開催が不可能な場合はオリンピックそのものが中止され、過去の例にならって第三次世界大戦が開催される。このような惨禍を招かないようインドア派を増やすことが求められ、引き続き、オフラインで人が集まる飲食店や性風俗、飲み屋、ライブハウスなどリア充文化は爆破されるという。

都営地下鉄では、トンネルを二階建て車両対応に作り替える工事が急ピッチで進められている。在宅勤務が進展したことから、二階建て車の導入もあって都内から満員電車がなくなると期待される。完成すれば各路線の規格がすべて異なることによる互換性の問題がなくなることもあって、ラインカラーも全路線がレインボーカラーにお色直しされる予定。5月初頭には、スカニアなどのハイブリッド二階建て車が、レインボーカラーをまとって公開された。将来的には、地上でも現在進められている道路改良工事が完了したのち、都営バスと運用が完全に共通化されるという。

お台場では、コミケこそ中止となったが、インドア趣味の代表格とされるヲタ活動は、オンラインに軸足を移して各自続行されている。そのお台場に出入りするレインボーブリッジも、eモータースポーツの舞台として有名であることから、以前からゲーミングカラーでライトアップされている。一般車が減ったことや、クローズボディで感染症につながるウィルスをまきちらす恐れが少ないことから走り屋行為も野放しにされ、日夜を問わず白煙とスキール音をまきちらし、官能的な排気音と窒素酸化物と未燃ガスを触媒があったはずの空箱の先からまきちらしている。

新宿都庁舎から山手線を挟んだ向かい側、新宿御苑は、コロナウィルス厳戒のため封鎖されたままだが、すぐ隣の歓楽街にもゲーミングカラーの旗が多数並べられ、マッチョな男性やケバい男性がしなりしなりと時折歩く光景がみられる。都庁がゲーミングカラーになったことについて、付近の店主は「二丁目カラーが都庁に登場するなんて、時代が変わったわね、もう少しでお客さんが来るまでの辛抱だからアタシも頑張らなきゃ」と、特別警報解除に向けて、たくましい手で店内を掃除しながら、笑顔で語った。一方で、マッチョ崇拝とルッキズムの強い一部界隈からは、レインボーカラーを軟弱なゲーミングカラーという名称で呼ぶことへの反対論も根強いようである。

一方大阪では、太陽の塔を、緑のクリーチャーに変えた。通天閣も、天気予報の配信を中止して緑一色になった。それぞれアウトドア派の壊滅により経営難のつづく地下鉄鶴見緑地線や大阪市バスの利用を呼び掛けている。

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