ウソブックス:サンリオのたー坊、開眼!!

出典: 究極の八百科事典『ウソペディア』

今日ものどかな一日だった。たー坊は基本的に目を閉じている。これは体内の戦闘エネルギーを視界を遮ることで高めるためだ。 たー坊はある日、開眼した。見開くその目は殺人鬼のそれであった。

真っ先にキティちゃんの首を刎ねた。キキララも同様に首を刎ねた。無論カエルも同じ運命をたどった。 ジュエルペット達が一定の抵抗を示すも、たー坊の前に無力であった。 たー坊はサンリオ界を離れた。

日本。空手家のリュウという男に出会った。自分より強いものを求めているという。 たー坊が消える。リュウはあたりを見渡す。次の瞬間、顔面は泥をすすっていた。

同じく日本。本田という力士が現れた。頭突きをかましてきたが、片手で受け止め、そのまま頭蓋を握りつぶしてしまった。 ところ変わって中国。春麗という女性格闘家に出会った。素早い動きでほんろうするスタイルだが、たー坊には止まって見える。やがて攻撃を仕掛けた春麗はカウンターで首を刎ねられてしまった。 次はブラジル。ブランカという野生育ちの格闘家である。電撃を繰り出すもまるで当たらない。体当たりをしてもかすりもしない。それどころか回転して体当たりをぶちかましたはずが、まるで蹴鞠のように延々と蹴り上げられ、やがて内臓を引きずりだされ、絶命した。

たー坊はインドに渡った。人外の能力を持つ男に出会う。火を噴いたり手足が伸びたり、しまいにはテレポートまでする。強敵かと思われたが火の玉を蹴り返し、伸びる腕を捕まえて振り回し、テレポートで逃げても空間転移で捕まえ地面にたたきつけた。やがてこの男も頭蓋を粉砕され妻子を遺して絶命した。 次はロシアにたどり着いた。プロレスラーが相手である。しかし鈍い。右腕をへし折り、左腕をもぎ取り、足をへし折り、ダルマになったとこで顔面を数発蹴ると、絶命した。首を刎ね、勝利を確定したのである。

次はアメリカである。空手家の男に出会った。炎をまとって打ち上げが得意の戦士だ。しかし、たー坊はその火を拳圧で吹き飛ばし、全身打撲のダメージを与え、なおかつ内臓をぶちまけさせた。それだけにとどまらず脳漿までぶちまけてしまった。次に軍人が相手になった。衝撃波と対空攻撃の二段構えで確実に相手を誘い込む。しかし、たー坊は衝撃波をいくら受けてもいつもの笑顔を絶やさない。飛び上がることもない。一歩一歩ゆっくり間を詰めて、腹部に腕を伸ばせば、五臓六腑が引きずり出される。ぶちぶちとちぎって、この軍人もまた生き残れなかった。

そして、ラスベガスにたどり着くと、ボクシングで有名な男に出会った。なるほど鋭い拳が雨あられである。だが、たー坊は、顔面に食らおうが腹部に食らおうがいつもの笑顔である。そして、片手で薙ぎ払うとボクサーの首が落ちた。 次はスペイン。鉄の爪をもった仮面の男だ。中国の女以上に素早い動きで翻弄する。たー坊はその場で横になり、鼻くそをほじりながら寝がえりを打ってすべての攻撃をよけてしまう。 しびれを切らせて投げようとつかんだ刹那、仮面ごと顔面を叩き潰した。脳漿をぶちまけ、美しさを売りにしていたマスクは未来永劫つぶれたままだった。

タイランドにたどり着いた。相手は大柄な男で、ムエタイを駆使する。たー坊は流儀にのっとって、つかみかかり、膝でボディを蹴り上げると、背中から五臓六腑が飛び出し絶命した。 最後は世界的な悪の組織のボスが相手だ。サイキックで武装してアタックしたり、苦衷殺法で翻弄したり、バラエティ歌かな戦いをする。 たー坊は、飛んで来たら律儀に、撃ち落とし、突進技には律儀に飛んでかわし、しばらく遊んだあと、頭上から渾身の一撃で脳漿をぶちまけ、絶命させた。 開眼したたー坊の実力はそんじょそこらの喧嘩自慢では太刀打ちできないようである。