サイコパステスト
サイコパステスト(英:psychopath test)は、実際はサイコパスでもなんでもない人をサイコパスに仕立て上げるため、或いはサイコパスでもなんでもない人がサイコパスを気取るために作られた、心理テストの一種。「サイコパス診断」とも呼ばれる。
概要[編集 | hide | hide all]
人と違うことに対して喜びを感じる、所謂中二病的な思想の人々のために作られた心理テスト。但し、中二病患者の彼らにとっては、自らが本当にサイコパスかどうかはどうでもよく、実際は「他人は絶対に答えないような回答を導き出して、周りから注目を集めたい」と思っているだけである[1]。
他人が思いつかないようなことを考えるという点では大喜利とも酷似しており、これは収斂進化の関係によく似たものであるとされている[要出典]。
例[編集 | hide]
サイコパステストはインターネットに溢れかえっており、手軽に答えることができる。以下はその一例である。
サンタクロースが男の子にサッカーボールと自転車をプレゼント。ところがその男の子は喜ばなかったという。いったいなぜか?
一般的な回答例:もう持っていたから。欲しくない物だから。
サイコパスの回答例:男の子に足が無かったから。[2]
このように、何の変哲も無いようなお題に対して、如何にひねくれた回答をすることができるか、がサイコパステストのカギとなっている。但し、ひねくれた回答をすることが一番の目的であるため、そこから得られる診断結果の信憑性は極めて薄い。
また、こんなものもある。
あなたはある人を恨んでいる。家に忍び込んでその人を殺害した。それだけでなく、無関係な子供とペットをも殺した。いったいなぜか?
一般的な回答:顔を見られた、現場を見られた、ペットが騒ぐと面倒だから
サイコパスの回答:あの世で再会させてあげようとした[2]
問題文の時点で、あなたは人を殺さなくてはならなくなる。極めて不快だし、そもそも殺人犯は正常な精神を保っているとは考え難いので[3]、このような問題は不適切であり、無意味なたわごとであると言える。
真のサイコパス[編集 | hide]
ここまで書いた通り、サイコパステストは殆どアテにならない。ひねくれた回答をしたがる奴は、変わり者だとしてもサイコパスであるとは言い難い。
しかし、サイコパステストの裏には、本当のサイコパスが潜んでいる。それは、問題の作成者。不快極まりない問題を嬉々として提示し、何とかしてひねくれた回答を出そうとする回答者の必死さを嗤い、場合によっては回答者と周囲の人間の間に亀裂を走らせたりして喜ぶような、歪みきった精神の持ち主であることは間違いない。そんな人間をやめてしまった輩の餌食になるくらいなら、そして、あなたは所詮ただのファッションサイコパスで、最初から本物のサイコパスに踊らされているという事実から目を背けたいのであれば、サイコパステストなど最初からやらない方が賢明である。
脚注[編集 | hide]
- ↑ この時点で、回答者の精神は少なからず異常をきたしていることが分かる。よってこのテストは完全に無駄というわけではない。
- ↑ 2.0 2.1 サイコパスならこう答える。ゾクっとする10のサイコパス診断心理テスト(カラパイア)より引用。
- ↑ 精神鑑定により刑事責任能力があると判断される例も多いが、犯行時の心境と刑事責任能力云々に関しては全く別物である。知らんけど。
関連項目[編集 | hide]
- 診断メーカー - この手の診断が多数存在する
- 意味が分かると怖い話 - 意味が分かると白ける話、とも言われる