ドラゴンクエストの登場キャラクター

出典: 究極の八百科事典『ウソペディア』

ドラゴンクエストの登場キャラクター(ドラゴンクエストのとうじょうキャラクター)では、エニックス(現スクウェア・エニックス)のロールプレイングゲームドラゴンクエスト』(DQI)に登場する主なキャラクターについて解説する。

人間サイド[編集 | hide | hide all]

勇者(仮)
古代の勇者ロトの血族だという、正体不明の若者。王様がはした金だけ渡して放り出した辺り、出自はかなり怪しい。壮絶なコミュ障で仲間も知り合いも一人もいない、天涯孤独な男。ますます出自が怪しい。
アレフガルドの兵士たちが束になっても叶わなかった魔物どもをたった一人で蹴散らし、ついでにローラ姫と既成事実を作って王位を継いだロクデナシでもある。
ローラ
発情期の爬虫類に捕まった、囚われの姫君。だが正体不明の自称勇者に助けられ、宿屋で「ゆうべは おたのしみでしたね」と店主にからかわれるほどの熱い夜を過ごしてしまう。まさにローラの傷だらけ
後に三人の子を産み、その子らがIIの勇者たちの先祖になった。男の子は母親に似るというし、ローレシア王子の脳筋ぶりとサマルトリア王子のKYぶりはたぶん彼女からの遺伝である。
毒の沼地のド真ん中に自分の愛を置いてくるあたりも、相当頭に来ていたのか元から性根が曲がっているのか。竜王が彼女を攫っただけで手を付けなかったのも、そこを見抜いていたからなのだろう。
ラルス16th
たまにサルス16thだったりするが、ラダトームの王。娘が攫われたからと、そこらのチンピラにはした金を渡して救出を頼むロクデナシ。
「しんでしまうとはなにごとだ!」の生みの親であるが、セリフがあまりに有名すぎるので、人の名前はあまり知られていない。
よしりーん
明らかに名前が不釣り合いなジジイ。妖精の笛のありかを教えてくれる存在だが、リメイク版には登場せず、後述のロッコに役割を奪われた。
ちゅん
リムルダールの町の北東で「ちゅんでーす。かのじょをまっています。」と言うだけの、リア充アピールがキツい男。なお肝心の彼女(名無し)は町の南西にいるため、永遠に落ち合うことはない。ざまあみろ。
なお、リメイク版では「ロッコ」という男と「ナナ」という女が登場し、且つ男女の位置が入れ替わる。特に改変する意味は無さそうだが。
ゆうてい・みやおう・キムこう
ファミコン神拳ネタ。ゆうていとみやおうはキムこうを探しているが、肝心のキムこうは「えーん。あてが まいごの キムこう だす。」と、だいぶふざけている様子。内輪ネタが過ぎるので、リメイク版には登場しない。

化け物サイド[編集 | hide]

竜王
伝説の棋士にして誇り高き竜族の王。IIIで竜の女王が生んだタマゴがコイツになったらしい。
ラダトーム城と目と鼻の先に自分の城を建てたが、ローラは遠くに監禁していた。
世界の半分を渡すという名目で勇者を手懐けにかかるが、勿論勇者はそんな甜言蜜語には屈しなかった、筈である。何しろ屈した世界線の記録は無く、残っているのは三文字も字余りしたナンセンス川柳もどきだけなので、断言は出来ない。
スライム
鳥山明の手によって生み出された、ティアドロップ型という斬新な姿をしたスライム。ドロドロ系のスライムが多かった当時は斬新だったんだよ。
後述のベスなど亜種が多く、弱いなりに適応能力はあるらしい。
スライムベス
オレンジ色のスライム。スライムの突然変異らしい。なんで赤いとベスなのかは不明だが、モンスター大図鑑によれば「メスのスライムだから」という説がある。ただ、『モンスターズ』にはオスのベスも出てくる上、「オレンジ色になったのは肉を食べたから」という説もあり、真相は闇の中。
ドラキー
黒いブテっとした人の顔面ほどの大きさをした、コウモリを祖先とするモンスター。このモンスターがどうやって宙に浮いているのか科学的に解明できておらず、これが分かれば、反重力や魔力の解明に役立つとされる。
ゴースト
典型的オバケ。なぜか皆一様に魔法使いの帽子を被っており、後述のまほうつかいよりも魔法使いらしい出で立ちをしている。もしかしたら、魔女っ子タイプやショタタイプも存在するかもしれない。
まほうつかい
その名の通り、魔法使い。安っぽい、変な色の布(ローブ)を纏っている。スライムやドラキー、ゴーストなどと戦って、「俺強えぇー!」と勘違いした初心者プレイヤーを粉砕し、ルーラバシルーラとは異なる方法でスタート地点へ送り返すことが知られている。
DQIII、DQVにも同名のモンスターが登場するが、見た目はそれぞれ異なる。何でこんな地味キャラにバリエーションを与えたのかは不明。
メイジドラキー
チョコレート製のドラキー。赤茶色。
おおさそり
読んで字の如し、大きなサソリ。それ以上でもそれ以下でもない
がいこつ
読んで字の如し、骸骨。但し、元々は騎士であったことから、服や手袋、靴を着用し、剣を使って戦う。
IVや『トルネコの大冒険』シリーズには、ほぼ同じ見た目の「がいこつけんし」というモンスターが登場する。何故違うのかは不明。更に、同じ名前で見た目がグリーヴァス将軍のようなモンスター[1]がIIIとモンスターズシリーズに登場しているため、最早訳がわからない。
メーダ
一つ目で触覚と触手を持ち、浮遊しながら移動するという、宇宙人みたいな見た目のモンスター。要は目ーだ
ゲームボーイ版「モンスターズ2」以降暫く干されてスルメになっていたが、モンスターバトルロードIXで再登板を果たした。
後のシリーズに「シーメーダ」というモンスターが登場するが、あまり似ていない。
メトロゴースト
東京メトロ自殺した人の魂がモンスターになった[要出典]。体色は紫なので、恐らく東京メトロ半蔵門線で自殺したのだろう。
ドロル
気色悪い見た目の、カタツムリっぽい生物。色合いや飛び出た目、口の形など全てが気色悪い。ボミエを使ってこちらの素早さを下げてくるのも卑劣で気色悪い。
スライムもりもりドラゴンクエスト3 大海賊としっぽ団」では、気色悪い緑色の液体を吐いて攻撃してくる。何から何まで気色悪い。
ドラキーマ
ドラキーよりちょっと強い。ドラゴンクエストの世界においては、「マ」がつくと上位互換になる、と覚えておくと良い。レミラーマとか、マヒャドとか。これテストに出るよ。
まどうし
その名の通り、魔道士。見た目はまほうつかいの色違いで、ギラやラリホーなど多彩な呪文を使ってくる。トルネコ不思議のダンジョンでは何故か常に寝ていることでも知られる。
てつのさそり
体が鉄で出来たおおさそり。それ以上でもそれ以下でもない。
後のシリーズでは「メタルスコーピオン」という似たモンスターが登場するが、こちらは別格の強さを誇る。何故。
リカント
狼男(Lycanthrope)的な獣人ケモナーにウケそうな見た目のような気もするが、至って影が薄く、シリーズでの登場回数は少ない。
しりょう
がいこつの亜種らしいが、DQIにしか登場しておらず、資料不足故に情報は少ない。
リカントマムル
リカントの上位バージョン。何気にマホトーンを使ってくるが、至って影が薄い。
キメラ
ハゲタカの頭とヘビの身体、ということになっているが、基本的に鳥という認識で問題ない。炎を吐いたり、回復呪文を唱えたりするためそれなりの脅威になる。
驚くべきことに、翼には瞬間移動できる力が備わっており、そのせいで勇者に散々乱獲されているため、続編となる「悪霊の神々」では個体数が減り、翼も高騰するという、地味にリアルな設定がされている。
ゴールドマン
金ピカのゴーレム(後述)。全身が金塊で出来ているために、金に目が眩んだ勇者たちに追われることになった悲しき存在。度々襲われていくうちに強さを手に入れ、逆に勇者たちを返り討ちにするまでになった。人間が生態系に手を加えるとよくないといういい手本である。
ゴールドマンに憧れるのは人間だけでなくモンスターも同じようで、「DQIX」ではゴールドマンを騙る「ゴールドメッキマン」が登場。ゴールドマン本人もかなり悩まされ、最終的には人間の衛兵に討伐依頼を出すに至った。
ゴールドマン・サックスとは何ら関係無い。
ヘルゴースト
ゴーストの上位種。「hell」という名前が付くだけあって、ギラやラリホーを唱えるなど、それなりに強いが、何故かナンバリング作品には全然出ていない。
メーダロード
闇堕ち版メーダ。闇堕ちしているので確かに強い。ドラゴンクエストの世界においては、「ロード」と名前につくモンスターも上位互換と判断して良い。
ドロルメイジ
呪文を覚えたドロル。ラリホー系に弱いからか、積極的にマホトーンを唱えてくる卑劣な輩。色合いは相変わらず気色悪い。
しりょうのきし
がいこつの亜種。攻撃力が高い上、死者のくせにホイミを使いやがる難敵。
断じて「資料の記事」ではない。
しのさそり
身体が「し」の形になっているから、「し」のさそり。「つ」と言うと怒る。多分。
…などと適当なことを言っていると、一撃で命を奪う攻撃をしてくるので注意(「DQVIII」のみ)。
よろいのきし
あくまのきし(後述)の色違い。青い鎧が意思を持った姿とされているが、後のシリーズに登場するさまようよろいに立ち位置を奪われたため、登場作品は少ない。
かげのきし
その名の通り影から生まれた騎士。なのだが、影なのに見た目ががいこつだったり、騎士なのに馬に乗っていなかったり、キャラが渋滞しているのが特徴。但し、呪文が効きにくく、攻撃も頻繁にかわす強敵なので、ナメてはいけない。
メタルスライム
スライムの中でも特にカッチカチの身体を手に入れた種族。鉄製の癖に逃げ足がやたらと速いが、そのぶん倒すことができれば大量の経験値が手に入る。
後のシリーズでは、バブルスライムのメタル版である「はぐれメタル」がメタル系の上位種として登場したのを皮切りに、メタルキング、メタルカイザー、プラチナキング、はぐれメタルキング、メタルゴッデスといったメタルインフレが発生したため、メタルスライムは余程ゲーム序盤でも無い限り、誰も気にしない存在になってしまった。
メイジキメラ
魔法を使って攻撃してくる、キメラ系の魔物。明治製菓(ry
キラーリカント
リカント族最強と言われている戦士。その噂に違わず強力な攻撃を放つ。「DQIX」の図鑑によれば、吹雪のせいで獲物が見つからず、腹が減るので暴れているらしい。暴れたら余計腹が減るということが分からないのだろうから、恐らく知能は高くない。
ドラゴン
前述の通り、ローラを捕らえていた安直な名前の発情期の爬虫類。火の息で全体を攻撃してくる上、硬いウロコで防御力を高めている強敵だが、「ドラゴンキラー」というこれまた安直な名前の武器には弱いため、攻略には必須である。
スターキメラ
キメラの亜種で、きらびやかな翼を持つ、モンスター界の大スター。スターの名は伊達ではなく、炎を吐いたりベホイミを唱えたりと、多彩な戦い方を見せる。
だいまどう
その名の通り、大魔道。まほうつかい系のモンスターの中でも最強であり、マホトーンやベギラマを使って攻撃してくる。纏うローブの色もどことなく高級感がある。
スピンオフ作ではなかなか特殊な役回りが多く、トルネコ不思議のダンジョンでは催眠攻撃を使う他、モンスターバトルロードでは、持っている杖を思いっきり地面に突き立てて地割れを起こして攻撃する。魔法は?
ゴーレム
レンガの巨人。攻撃力も防御力も高く、DQIに限らず多くの作品で番人として立ちはだかる。
頭は悪いのか、基本的に呪文は使わず、またシリーズ作品で人間と仲良くなった際も、山下清風の口調だったり、或いはフンガフンガ言ったりしている。
メルキドの町の番人として登場するが、過去が描かれた「DQIII」では、研究者が魔物から町を守るために魔物を生み出そうとする場面が描かれており、本来は善良な魔物だったが、何らかの原因により暴走してしまった可能性を暗示させている。でもしょうがないよね。バカだもん。
あくまのきし
鎧で武装した騎士。斧による攻撃が強力である他、ラリホーも操る強敵。「DQI」ではドムドーラという滅びた町の主として登場し、伝説の鎧を守るべく立ちはだかる。
そんな印象的な魔物だが、「テリーのワンダーランド」では、出稼ぎに行っている間に、恋人のリップス(唇が分厚いナメクジ)と離れ離れになってしまうというコミカルな役柄で登場する。何故。
キースドラゴン
ただでさえ強いドラゴンの、さらに強い亜種。見た目は単なる青いドラゴンだが、繰り出される息攻撃は強力。
トルネコ不思議のダンジョンでは、ただの火の息ではなく追尾火炎弾を放ってくる。仕組みは不明。
ストーンマン
石でできたゴーレム。痛恨の一撃を頻繁に出してくる侮れない相手だが、呪文には滅法弱い。仲間をかばって攻撃を受ける仲間思いな一面もあるが、呪文攻撃を代わりに受けてあっさり死ぬこともしばしば。
有名キャラなのに、「モンスターズ」シリーズでは何故かずっとハブられていた。
しにがみのきし
赤系の色が特徴の鎧。捨てられた巨大な鎧に死神の力が宿ったとされていて、最強呪文のベギラマの他、回復呪文のベホイミまで使う強敵。
元々は、前述のあくまのきしの上位種だったが、テリワン3Dからはオリジナルの見た目を与えられ、よりデカく、より強く、より希少になった。
ダースドラゴン
ただでさえ強いドラゴンの、さらにさらに強い亜種。身体が赤いのは火山の中から生まれたからとも言われる。
竜王の城に登場し、ラリホーでこちらを眠らせた後、強烈な攻撃を浴びせて来る。野良のモンスターの中では最強で、その強さは人の姿をしているときの竜王といい勝負というから恐ろしい。
トルネコ不思議のダンジョンでは、壁を通過してどこからでも追ってくるという、とんでもない火の息を吐いて攻撃してくる。もう仕組みなどどうでもいい。ファンタジーに科学を求めてはいけないのである。

脚注[編集 | hide]

  1. グリーヴァス将軍の方がとか言わない。スター・ウォーズは「遠い昔、遥か彼方の銀河系」の話なんだから、時系列もクソもない。

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