ペーパーカンパニー
ナビゲーションに移動
検索に移動
ペーパーカンパニーとは、紙で構成されている会社のことである。
概要[編集 | hide | hide all]
IT技術の発達により、世界はコンピューターやタブレットを用いてデータをいつでもどこでも発信することができるようになった。すると、会社としての行動とりわけ事務や営業などは在宅勤務ができるようになり、会社というまとまりで行動することは少なくなってきた。そこで、実は会社は紙で構成しても問題ないのではという発想が生まれるとともに、会社の基幹を紙で管理するようになったのである。
具体的には、資本金や予算はすべて通帳に集約、株主は切り抜き人形、本社のペーパークラフト化、組合の存在も紙など、会社が管理しなければならないことをすべて紙のうえで実現した。このような方策を経て、会社としては操業しているのは確からしいが、実体が紙になってしまった企業をペーパーカンパニーと呼ぶようになったのである。
問題[編集 | hide]
しかし、2017年に発表されたパナマ文書などでペーパーカンパニーはしばし悪評を受けることが多い。決して籍を置く国家上では問題はないのにも関わらず、好印象がもたれにくい。また管理が楽であるという点を悪用し、さまざまな違法行為を行うペーパーカンパニーもあることから、国家からは目の敵にされるケースが多い。このようなこともあり、ペーパーカンパニーに移行しようとする企業はあまり多くなく、むしろペーパーカンパニーに実体を持たせようとする企業も多い。どうもペーパーカンパニーであると信用にかかわるそうだが、まともな商売をしていれば信用は後からついてくるはずであるから、信用を得られない企業は正しい商売ができていないだけである[要出典]。ペーパーカンパニーは立派な節税の方法である。