地球の歩き方

出典: 究極の八百科事典『ウソペディア』

地球の歩き方(ちきゅうのあるきかた)とは、日本で発行されている、旅行用観光案内書である。対象は、地球重力に慣れない宇宙人観光客である。

概要[編集 | hide | hide all]

地球の歩き方とは、地球上をどのようにして歩くかを教えている旅行用冊子である。地球人は当然地球上をどのように歩くかを理解しているので、対象は消去法的に「地球外からの観光客」だと考えられる。

当然宇宙語や語など、日本語とはやや異なる言語で書かれているため、間違って購入してしまった地球人は、「地球の迷い方」と揶揄して溜飲を下げている。

歴史[編集 | hide]

1979年、ダイヤモンド社が発売開始。少し前の1973年に発売開始されたロンリー・プラネットが、ただ一つの生命が存在する星としての地球を想定し、多言語で地球人向けに書かれているのに対し、「将来的に系外惑星が発見される可能性も高く、宇宙人向けのガイドブックも必要だろう」と考えた時の編集者が創案・発行を決意し、以来、宇宙からの個人旅行客をターゲットにして書かれている[1]

元々は「アメリカ編」「ヨーロッパ編」の2冊だったが、1981年の「インド編」の発行を皮切りに細分化され、現在では100冊以上発行されている。インターネットの普及とオンラインサービスの発達に伴い、「ポケット」など、徐々に多様化した派生版を発行しているが、地球と全く異なるネットの仕組みを持っていることも多い宇宙人にとってはあまり意味がなく、これらの派生版は、むしろ地球人向けのターゲット偽装工作[2]だと考えられている。

特徴[編集 | hide]

中国(本土)と台湾を分けて扱っているため、中国当局はしばしば本書を没収することがあるという。宇宙人はそのことを(そもそも、天安門事件を始めとする中国の独裁検閲のことを)良く知らない可能性があるため、ご丁寧にも注意書きが書かれている。

風俗街は地球の恥部だと考えているため、その記述は意図的にカットされているが、元々宇宙人は地球人とは生物学的にマッチしないため、書かれていたとしても気にしなかったことだろう。

何が宇宙人受けするのかはいまだに模索中であり、読者からの投稿に基づき、頻繁にアップデート・改版していることでも知られている。

脚注[編集 | hide]

  1. 電波系意識高い系など、一風変わった地球人で、宇宙人と勘違いされやすい人達もターゲットに含まれている。
  2. 真のターゲットが宇宙人であることを伏せる工作。

関連項目[編集 | hide]