壁の花
壁の花(かべのはな)は壁に咲いている花の強さや美しさから、厳しい環境の中でも強く美しく生きている女性を指す慣用句であったが、現代では、パーティなどの大人数が集まった場で一人で端にいる女性を指す言葉と勘違いされている。この勘違いされるまでのプロセスを本項目では解説する。
勘違いまでの道のり[編集 | hide | hide all]
女性の比喩に用いられるまで[編集 | hide]
事の始まりは壁に咲いている花を発見したことであった。多くの人々がその美しさに見とれ、やがて、壁に咲いている花のように美しい女性のことを壁の花と表現するようになった。
そして、近づきがたい存在に[編集 | hide]
壁の花と称されることがある女性は自分の美しさがゆえに、親しみやすさがなくなり、壁は高いところにあることから、壁の花に加え、高嶺の花とも称されるようになった。
そして、やがて一人へ[編集 | hide]
高嶺の花とも言われるように、壁の花はやがて意思のある孤立を指す言葉としても用いられるようになった。意思のある孤立を指す語句になった壁の花が、本来の意味を崩す揶揄とも取れる形で輪に入りたくとも入れない女性を指す言葉として、広まっていった。
今日[編集 | hide]
今日では、使われ過ぎたことにより揶揄の意味合いが弱まり、単純に孤立してしまっている女性を指す語句となってしまった。
関連項目[編集 | hide]
- 米津玄師 - 「Flowerwall」というシングルを出している。
- Mrs. GREEN APPLE - 「WaLL FloWeR」という楽曲を発表している。