成り立っていない対話

出典: 究極の八百科事典『ウソペディア』
出典: 究極の八百科事典『ウソペディア』 (大丈夫、本当の項目名は対話だから。君は間違っていないよ。
     
  Aくん、こんにちは。 <


> やぁ。こんにちは、Bくん。どうしたんだい?  


  最近調子どう?<
   なんか元気なさそうだけど。


> ああ...
   最近対話が成り立たない友人がいてね、
   どうしたら成り立つようになるのかがわからないんだ 。
   それで色々困っているんだ。
 


  そうなんだ。 <
   どんな感じで成り立たなくなるの?


> そうだね...
   なにか気になったことがあってそれについて話そうとすると
   いつもその友人はまともに話を聞かないで話題をそらすし、
   返答してもまるでこちらが悪いみたいな言い方だし、
   しまいには開き直って自己陶酔し始めるんだ。
   それでこっちが疲れちゃってもう話をするのも嫌になって結局対話が成り立たなくなる。
   最近はあまりのアレさにもう周りも疲弊し始めているんだよ。
 


  そうなんだ。でもさ、<
   その人は自分は対話していると思っていて
   その対応をしていると思うよ。対話できない人はそもそも何のレスポンスもしないだろうし。
   対話って二人でいるときに相手が何か物を言ってきたときにそれになんか返せば成り立つもんじゃないの?
   


> そうね...
   でもどっちかというとそれは対話じゃなくて会話だと思うんだ。
   何なら飲み会とかで大勢が口々に自分の話したいことを話したり
   当たり障りのない話をしたりというのも当てはまるよね。
   でもたしかに辞書的には嘘平くんが言っているように
   双方向かい合って話をすることを「対話」というのは合っている。
 


  ならそこまでその人を責める必要ないじゃん。 <
   ちゃんと話に応じて話せているわけだし。
   なのにそこまで文句を言うってさ、それはAくんのエゴなんじゃないの?
   だいたい君はいつも人に多くを求めすぎなんだよ。
   僕は君を見ていると初心者いじめをしているあるサイトのベテラン()ユーザーを思い出すよ。
   君もそうやってその友人をいじめて潰したいだけなんじゃないの?


>…。
   対話ってさ、英語に訳すると「dialogue(ダイアローグ)」というんだ。
   相互理解のためのコミュニケーションという意味合いなんだ。
   つまり、
   信頼関係を築くためにお互いが向き合いしっかり話し合うということなんだと思うのよね。
   そして本音を話し合うことによって、
   それでお互いの言い分を理解しお互いが納得できる答えを導き出すと思うんだよね。
 


  ...?<
それでその友人を見てみると、そいつはただ自分の主張を相手に垂れ流すだけで相手の話を聞かないし
   いつまでも納得しないし自分の都合のよいように話を解釈するし、
   話をさらに進めようとすると、自分が正しい、お前はわかっていない、私を否定している
   とずっと主張して止まらないんだ。
   そしていつの間にか話の話題をすり替えていつもあやふやで終わる。
   これじゃ信頼関係を築くための話し合いではないよね?
   そして本音を話し合うことによって、お互いの言い分を理解しお互いが納得できる答えを導き出すための
   話し合いでもないよね?
   ただただ二人で話をしているのは「会話」だろうし、
   片方が主張しているだけじゃそもそも会話にすらなっていないよ。
 


  だからそれはただのAくんの考えだよね? <
   その友人は自分に向けられた話にたいして何か返しているんだよね?
   なら双方向かい合って話しているじゃん。
   Aくんも話の中でそれは「対話」として正しいと言っているし。
   ならその友人の対応は正しいじゃん。
   それを否定している君とかがどうかしていると思うよ。
   君なんかと付き合っているその友人には同情するよ。
   君は自分勝手な人間だよね。
   今までそうやって他人を潰してきたんだろう。
   今もこうやって僕のことを否定しているし。
   君は自己中だ!!


>… ごめん、もういいや。