桜蔭中学校・高等学校
桜蔭中学校・高等学校(おういんちゅうがっこう・こうとうがっこう)とは、東京大学の合格者数が女子校で最多となっている、東京の中高一貫校である。一部の変換ソフトは、「さくらかげ」の読み間違いだと主張しているようである。
概要[編集 | hide | hide all]
桜蔭中学校・高等学校は、東京都文京区本郷一丁目にある女子最難関の中高一貫校である。女子校のご多分に漏れず、生徒は著しく「おっさん化」した生活を送っているが、桜蔭にはこうならざるを得ないもう一つの理由がある。
それは、桜蔭が最寄り駅の一つを東京大学本郷キャンパスと共有している故か、桜蔭の生徒の多くが東大を目指すことと密接に関係している。
桜蔭と東京大学、そして「おっさん化」[編集 | hide]
桜蔭は本郷一丁目、東大本郷キャンパスは本郷七丁目に所在している。丁番こそ異なれど、桜蔭は東大と同じ町、いわば東大のお膝元にあるのである。この点は、同じく東大合格者数の多く、東大駒場キャンパスのお膝元にある筑駒と酷似している。そして、この点も酷似しているのが、東大に近い故に多くの生徒が東大を意識せずにはいられなくなり、最終的には東大入学を目指す点である[1]。
ただ、これだけなら、進学校で東大に近ければありがちなストーリーで、本郷から根津に下り、不忍通りを経て谷中を抜ければ徒歩でも比較的すぐにたどり着ける開成や、駒場地区の二番手である駒東も似たようなものである。ただ、桜蔭と筑駒・開成・駒東とには、一点、埋められない相違点がある。それは、これら三校が全て男子校なのに対し、桜蔭は女子校だという点である。
そもそも、歴史を繙くと、東京大学の母体だった旧制第一高等学校(現教養学部前期課程)にせよ、帝国大学にせよ、元々は男子校、女人禁制であった。今でもその名残からか、保守的な傾向が強い地方を中心に、女子学生を東大に出したがらない傾向が存在し、また、東大の女子率は2割を下回る異常な偏りを示したままになっている。いくら地方出身者の家賃支援などのバラマキを行っても、そもそも戦後間もない共学化などの学制改革を経ても、このような女性の少ない状況は、結局ひっくり返っていない。データを見ると、どうもそもそも入試自体、やや男性に有利になっているようである[2]。
こうしたことから、桜蔭の生徒は、東大に入るためにはまず男に倣うことから始めよう、と考え、他の女子校の生徒に比べても一層「おっさん化」するのである。結局は、これも東大に入るための手段なのである。
桜蔭とミス東大[編集 | hide]
そうは言っても、桜蔭の生徒はやはり女性である。晴れて東大に入れば、余程のことがない限り駒場の銀杏が散るまでには適当な男子東大生を捕まえることができる[3]、在学中限りはやたらとモテる女子東大生になる。そして、女子東大生の中では、桜蔭出身者が最も大きな割合を占めるので、ランダムに考えても、ミス東大の輩出率も最多である。
かくて、桜蔭の学生は、東大に入ると適度に女性に戻る。あくまで「適度に」なのは、あんまり女性らしさを前面に出すと、数多いる男子校出身者を却って怯えさせ、ミスコンの推薦獲得も恋愛の成就もしにくくなるから、そしてあまり「らしさ」を強調すると、ジェンダー論の研究者やジェンダー廃止論者に攻撃対象にされるからである。
桜蔭と開成・筑駒[編集 | hide]
桜蔭の生徒と、対を為す男子最難関校である開成・筑駒の生徒とは、中高時代から意外と接点がある。これは文化祭を通じた交流や、鉄緑会なる東大受験専門塾での交流によるものである。これらの接点は通常の男女関係、恋愛の萌芽となりそうだが、実際にそうなるケースは稀である。抜け目のない桜蔭の生徒たちは、こうした接点を通じても、彼らを恋愛対象とみるよりは東大に入るために真似るべき対象と見なし、より一層「おっさん化」するのである。
桜蔭と「さくらかげ」[編集 | hide]
桜蔭の読みは「おういん」であるが、一部の変換ソフトでは、「おういん」と打っても正しく変換できず、区分を指定して再変換しようとしてもやたらと面倒である。このため、これらの変換ソフトは、桜蔭の読み方は「さくらかげ」だと主張しているようである。
実際、「さくらかげ」と打てば、かなり少ない手間で「桜蔭」の正しい出力が容易に得られるので、本記事の初版投稿者も「桜蔭」は「さくらかげ」と入力している。技術の力で、本来不変のはずの固有名詞の読み方すら変わってしまうのだから、誠に技術とは恐ろしいものである。
脚注[編集 | hide]
関連項目[編集 | hide]
高等学校の一覧[編集] | |
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