男子校

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男子校(だんしこう、:boy's school)とは、ばかりが集まる学校である。

概要[編集 | hide | hide all]

男子校とは、文字通り男ばかりが集まり、女人禁制を敷いている学校である。開成筑駒に代表される日本トップクラスの進学校が殆ど男子校であることや、旧制高等学校、旧帝国大学が揃いも揃って男子校だったことから、日本では今でも、男子校の方が共学よりも勉学に励みやすい環境であるという勘違いが横行している。

しかしながら、世界大学ランキング最上位のハーバード大学オックスブリッジはいずれも共学かつ男女比に大きな偏りがないこと、この頃はアジアでもシンガポール国立大学香港大学に抜かれており、ランキングがそんなに高くない東京大学が男性過多であることなどを考えると、その効果はせいぜいプラシーボ効果程度なのではないかと考えられる。

男子校が進学に強いとされる理由[編集 | hide]

男子校が進学に強いとされる理由は、何も既成の進学実績だけではない。男子校に行けば、ストレートの生徒は恋愛にうつつを抜かす可能性がほぼ皆無となり、その分だけ勉学に励める故に、共学よりも進学しやすい、という俗説が最も有力視されている。

この説によれば、人が有効活用できる時間のうち、部活恋愛など、勉学以外の要素に割かれる時間の割合が学力に比例するため、恋愛の要素がカットされ、部活も早い段階で引退する男子進学校は、一般的な共学校に比べるとその差分だけ勉学に回せ、結果的に進学実績に秀でるというのである。

真実[編集 | hide]

しかし、この俗説は、所詮は俗説でしかない。

そもそも、自称進学校の水準までなら勉学時間と進学実績に一定の関係性が見られるが、真の進学校の生徒は授業など聞かずに趣味に耽ったり、高三の運動会なる行事に身を賭していたりしても、尚余裕で東大に入ってしまうような、いわば例外的な天才の集団である。彼らは勉学の時間など、自称進学校に比べればはるかに少ないし、ともすれば平均的な共学校ともさほど変わりはないかもしれない。部活への力の入れようはほどほどだが、多くのトップクラスの学校では、行事への力の入れようが並大抵ではなく、灘の生徒は文化祭に、開成の生徒は運動会[1]に向けて、一年がかりで備える。にも拘らず東大に入ってしまうのである。故に、時間配分が問題なのではなく、トップクラスの男子校の生徒はそもそも地頭が良いから進学できるのである。

実際には、男子校でも恋愛に割かれる時間が一定量存在する。もちろん、外部の予備校で女の子を見つけたり、進学前の彼女とそのまま続いているケースもあるが、大半は同性愛である。戦国大名にとってのお小姓のように、通例は美少年を狙った、女性不在の埋め合わせとなる代替的措置が多いが、中には本気で同性愛に励む者もいる。九州男児が濃密な寮生活を送っているラ・サール等は、特にこの傾向が顕著であるという。

トップクラスの学校であれば、生徒の使える時間が同性愛の営みに割かれようとも進学には響かないが、進学実績だけを見てうっかり男子校として学校を開設してしまった追従者は、痛い目を見ることになる。何故ならば、結局のところ勉学に割かれる時間は、男子校でも共学校でも、大きな違いはないどころか、自称進学校の方がトップクラスの学校よりもむしろ多いくらいだからである。

男子校と恋愛、その2[編集 | hide]

男子校においては、もう一つ恋愛に時間を取られるパターンが存在する。失恋片想いをこじらせたまま、うっかり男子校に足を踏み入れてしまったパターンである。

このパターンの場合、特にこじらせている恋愛が初恋である場合、当該生徒は、接触の機会が減ったのをいいことに好き放題妄想し、その対象者をいよいよ女神のごときイメージにまで高め、ただ一人、にも打ち明けることなく届かない恋愛をかこち続け、やがて共学の学校に進学しても時すでに遅く、ミスコン優勝者ですら「初恋の人」には敵わぬ、という錯覚をぬまでこじらせることとなる。

描き出された女神はダンテの描くベアトリーチェの如く、美貌才能にあふれる存在となるので、その才能の、せめて欠片でも掴もうとする姿勢が持てれば、あるいはそういう生徒は、学力的にはトップ校の中のトップクラスに躍り出る事すら可能かもしれないが、成績も、彼を囲むいかなる美女も、その才能を最大限に発揮した活動も、決して彼の精神にポッカリと開いた穴は埋められず、人生のあらゆる栄華を以てしても、彼が虚無主義に陥り、やがて人生とオサラバする結末に至るのを止めることは困難だということになっていく。

恋愛をこじらせて男子校に入ると、その病はいよいよ固定化し、恋愛を知らずに男子校に入り、卒業後あらゆる女性が可愛く見えてしまう無邪気でありがちなパターンに比べても、悲惨な末路が待ち受けることとなる。何故なら恋愛を知らない男子校卒業者はその後、獲物を選ばなければ恋愛のチャンスが巡り得るのに対し、こじらせた卒業生は、過去の恋愛のブラックホールにいよいよはまり込むからである。

従って、男子校に入るべきではない生徒の代表例は、恋愛経験がない生徒ではなく[2]、既にした恋愛をこじらせた生徒なのである。

脚注[編集 | hide]

  1. 爽やかな体育祭に比べると、随分とドロドロした行事であるのだが、それはまた別のお話。
  2. 彼はせいぜい青春の何年かを無駄にするだけで、そんなものは後から出も取り返せる。