白紙(はくし、英:White paper)とは、白い紙のことである。しかしながら、しばしば別のものが白紙であると、勘違いされている。
白紙とは、白い紙のことであり、白い羊皮紙のことでも、白いパピルスのことでもない[1]。後漢の蔡倫がその製造法を改良した、植物繊維をベースにして漉かれた紙のことである。
しかしながら、しばしば白く無い紙や、白いが紙ではない平板なものが、白紙と誤って称せられている。
経験論者ジョン・ロックが唱えたタブラ・ラサを、白板ではなく白紙と誤訳したり、白いスクリーンを「白紙」と呼んだり、MediaWikiにおける0バイト記事の作成を「白紙化」と呼んだり[2]、テストで、解答欄の黒い枠線がたっぷり引かれているにも拘らず、無解答の答案を「白紙答案」と呼んだりすることが挙げられる。
特に、記事「白紙」は、ウソペディアのみならずアンサイクロペディアでも自己言及的なページとして立てられており、両者の姿は殆ど双子さながらである(が、見出し線なども消し切っているウソペディア版の方がわずかに徹底してそれらしくなっている)[3]。
- ↑ 英語圏と違って、パピルスが紙の語源になっている訳でもないことを考えれば、尚更である。
- ↑ 実際には、0バイトの記事では、スクリーンが真っ白になることすらない。
- ↑ olducp:白紙参照の事。
- 白紙…代表的な勘違いの例。
- 虚無主義…本格的に勘違いした人間が白紙と混同しそうな例。