秀逸多すぎ

出典: 究極の八百科事典『ウソペディア』

秀逸多すぎ(しゅういつおおすぎ、:Too many FAs[1])とは、日本語版アンサイクロペディアウソペディアから英語版アンサイクロペディアのCategory:Featuredを見た時に起こりがちな勘違いである。

概要[編集 | hide | hide all]

ウソペディアには{{先秀逸}}が貼られた記事を別として秀逸な記事が2023年2月現在4本しか存在せず、日本語版アンサイクロペディアでも秀逸な記事は100本も存在しない。ところが、英語版アンサイクロペディアには、秀逸な記事が2800本以上も存在する。記事本数は約3万本であるから、その割合は実に10%近い[2]

このことにより、日本から英語版アンサイクロペディアに渡航するユーザーからは、「秀逸な記事多すぎだろ!」とか、「記事品質高過ぎだろ」などと勘違いする現象が起こる。これが、秀逸多すぎと呼ばれる勘違いである[3]

渡航者の感想[編集 | hide]

ユーモアの本場である英語圏の良質な記事から多くのことを学び取るために、Category:Featuredを訪れたユーモア留学生たちの感想である

「何てこった!ソートが滅茶苦茶だ。何故Aの項目にUだのWだのMだので始まる項目が混ざっているんだ[4]?」
Category:Featured について、留学生A(男性・10代)
「ふむ、秀逸な記事が多いから、その中で更にサブカテゴリが入れ子構造になっており、アンサイクロペディア全体を小型化したものとなっている。どうやら英語版アンサイクロペディアはFeaturedpediaとUncyclopediaの合体サイトらしい。」
Category:Featured について、留学生B(女性・20代)
パーサー関数のエラーで真っ赤なのに秀逸な記事。
AAAAAAAAA!AAAが両方秀逸だと?じゃあ何故日本ではおおおおおおおおお!は何回も消されているんだ?きっと日本人はユーモアが分からないに違いない。」
Category:Featured について、留学生C(男性・20代)
パーサー関数のエラーがあってもいいんだ。そうだよね。人間だもの。」
あるFeatured記事 について、留学生D(女性・50代)
「どう見ても架空記事です。本当にありがとうございました[5]。」
あるFeatured記事 について、留学生E(男性・一桁)
Creepy guy who lives across the streetって何だよ、文章じゃないか。項目名が百科事典的じゃないわね[6]?」
あるFeatured記事 について、留学生F(女性・30代)
リンク荒らし。所々正しくリンクしたり、下手に偽リンク使ってたりするけど、それでもいいんだね。」
あるFeatured記事 について、留学生G(詳細不明)
Hiroshima。どうやらこの世界では核兵器の破壊力が現実以上らしい。」
あるFeatured記事 について、留学生H(詳細不明)
John Connor。英雄に自らを自虐的に語らせているのが面白い。が、やっぱり百科事典的じゃないよね?」
あるFeatured記事 について、詠み人知らず
Me。一昔前のホームページ風。とりあえず、おバカ演出がすごい[7]。」
あるFeatured記事 について、詠み人知らず
Necrophiliphobia。最後の方でゲシュタルト崩壊しそうになる。面白いが、マニアック過ぎないか?」
あるFeatured記事 について、旅行者A
Phone sex。どうしたらこういう発想が生まれるのだろうか。接触なしでもできてしまうとは…。」
あるFeatured記事 について、旅行者B
Samurai。対話調で書かれた記事。要するに、百科事典的であることは面白いことに比べたら全く重要ではないらしい。型を重視する日本語版はどうやらナンセンスのようだ[8]。」
あるFeatured記事 について、旅行者C
Red Bull。エネルギッシュになる余り支離滅裂な文章を話し始めるらしい。そんなに絶大な効果、あったっけ[9]?」
あるFeatured記事 について、旅行者D
UnScriptsって何だよ?他にもHowToとかWhyとか、アンブックスが充実し過ぎて細分化されたようにしか見えないんだけど?」
あるFeatured記事 について、旅行者E
禅問答が書かれた。しかし、これは禅だろうか?それとも、だろうか?あるいは、禅のパロディーだろうか?」
あるFeatured記事 について、修行僧

要するに、ツッコミどころが非常に多いのが秀逸なポイントの一つらしい(個人の感想です)。ただ、それだけなら日本のあああああああああ!なども基準を満たしているので、それにしても2600も必要ないのでは、と勘違いする人間はやっぱり後を絶たないだろう。

2600の秀逸な記事の中には、和訳されて日本語版でも秀逸に認定された記事もある一方で、和訳されたがガラパゴス化したユーモアに適合せずに拒絶反応が起こり、粛清された記事もあるらしい[要出典]

真相[編集 | hide]

「秀逸な記事」は元々英語Featured Articleを和訳したものであるが、そもそもこの和訳が誤っているせいでこのような勘違いが発生する。Featured Articleとは、あくまでも英語版アンサイクロペディアのメインページで取り上げてもらえた記事のことである。正確には「特集された記事」とでもいった方が適切である。実際、英語版では、比較的気楽な投票によってあっさりFeaturedに認定される仕組みになっている[10]

しかしながら、日本ではどこかの専門家気取りが専門家ぶりたさ余って、衒学的かつ格式ばった「秀逸な記事」なる名称を用いてしまったのを、ユーモア研究生ウソペディアンも深く考えずに採用してしまったために、英語版のFeatured Articleと日本語版の秀逸な記事との間には選別水準の乖離が生じてしまったのである[11]

日本語版アンサイクロペディアではこれを補う対策として、特定ユーザーの独断で決められる新着記事制度[12]が導入されているが、ウソペディアでは今のところ根本的な解決策は示されていない[13]

脚注[編集 | hide]

  1. F**kASsのことではない。念のため。
  2. ちなみに、これは英語版ウィキペディア(約5300本/560万本中)と比較しても随分と高い比率である。秀逸な記事だけで比較すると、記事全体で比較した場合に比べて、アンサイクロペディアは善戦しているとすら言えるほどである。
  3. 反対に、日本語版ウィキペディアの場合は秀逸な記事が110万記事中82本と、率のみならず本数ですら日本語版アンサイクロペディアを下回っており、秀逸が少なすぎる状況になっている。いくら何でも生真面目に議論と吟味を重ねすぎだと、英語圏の専門家気取りですら思っている[要出典]ほどである。
  4. 名前空間、苗字がソートされることなどに注意。
  5. しかし、ガリバー旅行記のび太国 (真実)のように元ネタがしっかりあることに注意。現代から敢えて時代をずらしたりしていても、所謂妄想記事には当たらないのである。
  6. そもそも観察日記の体裁になっているので百科事典的であることを目指していないのだろう。しかし、実は観察している立場の人間の方が余程Creepyであるなど、なかなか興味深い倒錯が観られる良記事である。
  7. トークページの書き込みによると、かつてのMyspace(FB以前に流行したSNS)におけるプロフィールページのパロディで、自己満足自己顕示欲の強さを風刺した題材らしい。人類普遍の愚かさへの風刺は伝わるが、時代の香りが強いのも否めない。
  8. しかし、これもやむを得ないかもしれない。狂言歌舞伎等の日本の伝統芸能は全て型を重視するからである。
  9. カフェインの含有量が日米で異なっている可能性は否定できない。
  10. 但し、賛成票5が集まらず放置されているケースもある。その場合でも、ノミネートされたことは残ることとなっている。
  11. なお、詳細は前の方の注釈に譲るが、この状況はウィキペディアでも概ね同様である。但し、ウィキペディアの選別基準は日本語版・英語版いずれでもアンサイクロペディアよりも厳しいようである。これは、専門家気取りらしく出典を気にしているからだと考えられる。
  12. 但し、問題があれば差し戻されることもある。
  13. 仮に、執筆コンテスト入賞記事をメインページに掲載することで代替されている、という解釈[誰の?]もあるらしい。

関連項目[編集 | hide]