蛇足
蛇足(だそく)は、古代中国にのみ存在した足の生えた蛇のことである。現在は絶滅している。
形態・生態[編集 | hide | hide all]
体長約50cm。頭から尾まで一本の背骨で繋がっており、比較的滑らかに動く。足は、前足と後ろ足に分かれていて、それぞれを動かし歩行を行う。他の動物の卵を主食とし、顎を外して飲み込むこともある。
森林、川辺、砂漠など、比較的広い範囲を生息域としていたとされる[1]。
進化[編集 | hide]
蛇はトカゲから進化したとする説が濃厚であり、この蛇足はその進化途中と考えられている。蛇の進化前が生活していた場所は地中、海中、地上であったと言う説が、それぞれ存在していたが、この蛇足の発見により、「足があるということは、海中ではないことが判明した」とされている。
エピソード[編集 | hide]
- 中国で酒の会で蛇の絵をより上手に描けた者に酒を振る舞う時に、蛇足と、足がないシンプルな蛇を描いたものがいた。その際、すでに蛇足は絶滅し、足のない蛇だけであったため、それを描いた方が勝者とし、酒を振舞われた。
脚注[編集 | hide]
- ↑ 古代の中国は、東部は森林、西部は山脈、北部は乾燥と多くの気候が存在していた。