試験管

出典: 究極の八百科事典『ウソペディア』

試験管(しけんかん、:exam tube)とは、テストなどの試験時に用いられる道具の一つである。

概要[編集 | hide | hide all]

砂時計のように、目に見えない時間を計測する際に用いる。形状は底が半球状の細長い円筒で、大抵がガラス製である。試験管を用いて時間を計測することを試験計測と呼ぶ。試験計測では、具体的な時間がはっきりとは分からないため、受験生にスリルと緊張を与える。また、これを管理する人を試験官というが、漢字が異なるため注意が必要である。

使用方法[編集 | hide]

管を用いた時間の計測という目的は一緒だが、計測方法は様々存在する。以下に例の一部を挙げる。

気体計測法[編集 | hide]

試験管の中に石灰水を入れ、受験生の吐く息で白濁色に濁るまでを試験時間とする方法。密閉した空間で試験を行う必要がある。大抵の受験生が体調不良を起こしたり意識が朦朧としたりすることから「いわくつきの試験計測」と呼ばれ、恐れられている。

水計測法[編集 | hide]

試験管の中に水を入れて放置し、水が完全に蒸発しきったら試験終了とする方法。環境によって変わるが、おおよそ数日以上かかる。試験管を加熱する場合もあり、その場合では30分程度で終わるため問題を猛スピードで終わらせる必要がある。

ドライアイス計測法[編集 | hide]

試験管の中にドライアイスを入れ、完全に昇華し切るまでを試験時間とする方法。こちらはおおよそ30分から1時間程度とされる。ドライアイスのサイズは大抵バラバラなので、場合によれば5分程度のものから2時間かかるものもある。

スポンジ計測法[編集 | hide]

試験管の上に水を染み込ませたスポンジを置き、水が規定の位置まで入ったら試験終了とする方法。綿などで代用する場合もある。なお、かかる時間はスポンジに含ませる水の量や水を試験管のどこまで入れるかによってかなり差が開くが、1センチ水が入るにはおおよそ5分程度かかることが多い。

管理[編集 | hide]

試験管は試験で利用されるということから、不正は絶対に防がなければならない必要があり、厳重な管理がなされる。そもそも試験管は試験終了時に、再度同じ試験管を用いた不正をすることができないように高温で溶かした後、廃棄される。また、試験前に用意される試験管も直前に作られたものとなっている。しかし、近年の試験官はお雇いの者も存在するため試験管に仕掛けられた不正を見抜くことができず、不正を許容してしまっている場合も多い。そのため、政府は全国の試験官に対し試験管を取り扱う資格を取ることを義務付けた。しかし、資格を持っていないにも拘らず試験官として試験管を取り扱っている者も未だ存在しており、政府は法的措置を取ることを懸念している。