路面電車

出典: 究極の八百科事典『ウソペディア』
路面電車の例

路面電車(ろめんでんしゃ)とは、日本の地方都市を新宿駅大阪駅並みの迷宮に変貌させる、魔の交通手段である。

路面電車の恐ろしさ[編集 | hide | hide all]

路面電車は地上を走っていて地下街とは無縁で、乗換駅も基本的にはないので、一見すると極めて簡単な交通機関に見える。

しかし、来る電車に適当に乗ると、行きたいところとは全く違うところまで連れていかれてしまう。

しばしばアナウンスが特にないため、事前に次発の行き先を確認する為には時刻表路線図時計を並べてにらめっこしないといけないのだが、恐ろしいことに極めて狭いホームに地元の番人が大抵一人は立っていて、時刻表と路線図を確認しに行く為にはホームから降りるか、門番にどいてもらう必要がある。

大抵の門番は話しかければどいてはくれるが、問題はその間に電車が来てしまった場合で、時刻表と路線図を確かめているうちにさっさと出発しようとするため、その電車に乗るべきか判断がつかないうちにとりあえず駆け込まざるを得ず、やはり変なところに連れていかれてしまう。

更に恐ろしいことに、大都市の巨大駅であれば正しい場所に行くための費用はかからないが、路面電車の場合は、変なところに行ってしまった暁には、身代金数百円[1]を支払わないと戻ることすらままならない。戻ろうとしてまた間違えた暁には、もはや路面電車誘拐事件が成立しかねないレベルである。

この恐ろしい交通機関は、更に重篤な副作用として、実態以上に隣町を遠く見せるなど、地理感覚を麻痺させることもあるので、この点にも注意しなければいけない。

対策[編集 | hide]

何よりもまず、地下鉄がある都市では乗り換えホームが明確に区別された地下鉄を使えないか検討するべきである。 [2]

また、地下鉄の有無によらず、徒歩での移動が可能か検討するべきである。多くの路面電車の駅間隔は、大都市の地下鉄よりも密接していて、数駅なら歩けることも多いからである。

よほどのことがない限り、特に大都市の人間と田舎者は、路面電車には乗ってはいけない。

脚注[編集 | hide]

  1. 明治時代なら金持ちになれる、とんでもない金額である。
  2. 地下鉄なら万一間違えても改札を出ない限り、時間ロスだけで済ませられる。

関連項目[編集 | hide]