音MAD
音MAD(おとマッド)は、高尚な音楽ジャンルの一つ。
概要[編集 | hide | hide all]
様々な音声をサンプリングし、組み合わせることによって作られる音楽の総称。音声は、既成の音楽作品から、ゲーム、映像作品などのものまで多彩である。
源流はテクノミュージックであり、そこから派生したブレイクビーツとは似た関係にある(#有名アーティストの作品参照)。ふざけているように見られるが根は至って真面目であり、それが高尚な音楽と呼ばれる所以でもある。
インターネット上で公開されている作品の主な題材としては、インターネットミーム(野獣先輩などのゲイネタ、野々村竜太郎やNHKから国民を守る党などの流行ネタ)が多い他、お笑い芸人の漫才やコント、テレビCMなど、特徴的な音声が登場するコンテンツが使用されることが多い。高尚な音楽の割にはネタ扱いされやすいためか手が届きやすく、多くはYouTubeやニコニコ動画で視聴可能である。
なぜ、高尚なのにMADと呼ばれるのか[編集 | hide]
MADという単語には、「狂う」という意味がある。これは、この高尚な音楽を理解できなかった馬鹿が、「どいつもこいつも狂ってやがる」と発言したことに由来する。
こういった発言に対し、製作者[1]は激怒[2]し、対抗心を燃やして製作を続けた。そのため、多くの名作、傑作、駄作が産み出され、一部は黒歴史として今でも曝され多く視聴されている。
汎用楽曲[編集 | hide]
音MADには、汎用楽曲が存在する。その代表格と言われるのが「ナイト・オブ・ナイツ」や「RED ZONE」である。ハイテンポ故のノリやすさやアレンジのしやすさが人気で、これらの曲の音MADは多数存在する。そのせいでまともにカバーしてもあまり他人の目に触れることはなく、サジェスト汚染が発生しているほどである。ボーカロイド楽曲も、ハイテンポ且つ細かいリズムの曲が多いことから人気である。
その多くが動画サイトで公開されることもあり、映像による視覚的な面白さを追求した作品も多く見られる。
有名アーティストの作品[編集 | hide]
高尚である故に多くのテクノアーティストも音MADを製作している。中でもヒップホップアーティストは、怒りの一面を色濃く出した作品が多い。またBOOM BOOM SATELLITESやTHE PRODIGYなどの一流アーティストの作品はブレイクビーツやビッグビートなどの特別な呼び方がつけられ、その変態性人気が伺える。
脚注[編集 | hide]
関連項目[編集 | hide]
- ウソチューンズ:アナタノタメナラ - 音MADを知る上で通っておきたい一本。因みにGoogle先生で検索にかけてもヒットする。
- MOD - 似て非なるもの。
- ピストン西沢 - 自身のラジオ番組でMAD的DJプレイをするほか、綾小路きみまろの音源をテクノミュージックにミックスするなど、生粋のMADER。
- ユーロビート