出典: 究極の八百科事典『ウソペディア』
 
この記事は、特に記載が無い場合、
日本で一般的な「白餅」について記述しています。
 

(もち)とは、陰陽師により生み出された呪具(じゅぐ)の一種である。陰陽師のいないこの現代においても、甘美な味と魅惑的な語感とは裏腹に毎年多数の殺人を繰り広げており、近代に生まれた呪具である蒟蒻ゼリーよりもたちが悪い。

 

概要[編集 | hide | hide all]

餅という腫物の起源をさかのぼると、今より1300年前、凡そ奈良時代の初頭に陰陽師集団の里である球珠速水(くすはやみ)にて生まれたことが分かっている。当時の米の一般的な調理法は「煮るか、蒸すか」の二択であった。しかし、彼らは独自の陰陽儀式である蠱毒をもとにして、蒸したり煮たりした米を儀式に用いた深い壷に入れて棒で擂粉ぎ、新たな儀式を完成させようとしていたが失敗に終わったと思い、その壷を打ち捨てた。

すると後日、その壷に白い礫が残っていた。この礫が最初の餅であった。陰陽師の邪法を受けたこの餅は、極めて高い殺傷能力を有して生まれてしまったわけである。

起源[編集 | hide]

餅は日本の陰陽師による呪具であり、日本が起源である。しかし、なんでもかんでも猿まねをして起源説を主張することで有名なかの帰無地で、例外なく「餅も我が国こそが起源ニダー!」と叫んでいる。そもそも米を原料にしていないものを起源だと主張するなんて正気の沙汰を疑ってしまう。奴には殺傷能力もなく、味もキムチまみれで甘味に乏しく、完全な劣化コピーである。

餅の科学的な解明[編集 | hide]

餅は、本来なら無害のはずの米を原料にしているにもかかわらず、その殺傷能力の高さを解明するため、科学的な調査が進められている。その結果、まだ未解明の部分も多いが、徐々にその理由が解明されてきている。その中で殺傷能力の大部分を説明しうる根拠として、餅は物質の三態どころか、種々の形態変化を伴うことでその殺傷能力を維持していることが解明されている。

この節では、餅の形態変化について解説する。

餅の形態変化[編集 | hide]

赤ちゃん
餅は先述の通り、最終的には臼の中から生まれる。しかし、餅の素養を持ったものは実は最初に人間の赤ちゃんの肌として生まれている。そのため、実際は生まれたての餅には殺傷能力どころか、呪術的な点や、呪具のような効果は無い。寧ろ、この形態は人間に好まれる。あえて将来的に殺傷する相手の信頼を得ておくのである。
生まれ出た赤ちゃんは年を取っていき、もち肌から乾燥肌になり、しみやそばかすまみれになっていくにつれ、徐々に呪術的な、呪具として価値のある状態まで成長する。そして、毎年の餅憑きイベントなどでその身を徐々に杵の中へ移していくのである。
個体
餅は、杵の中から取り出され数分経つと個体となる。この個体は非常に硬く、後述するようなモルタルの材料になるまでの硬度を誇る。この個体の状態ではその類まれなる殺傷能力を自ら発揮することができない。それもそのはずで、これは多くの人間を殺傷するためには餅を多くの殺害対象の元へ運搬してもらい、調理してもらう必要があるからだ。そのため、あえて「人間が持ち歩きやすい個体であり、食材であり、生ものである」と擬態しているのである。
軟体
餅は食材を擬態しており、過熱を要する「生もの」として擬態している。そのため、調理の歳は過熱を伴う。その過熱を察知した餅は、徐々に形態変化を起こしていく。最初の内は少し控え目に形態を変化するにとどめる為、とても甘美な状態を装っている。しかし、最終的にはゲルオカリン並にドロドロであり、こうなるといつ高齢者を窒息死させよかと伸び伸びとしてその機会を待っている。
FUKUSHIMA
福島県民の心を支配し、腫物であるという印象を薄れさせようと形態変化を起こした
また、餅は近年その殺傷能力の高さから、「ハレ」物ではなく、「腫物」であると周囲から認識されつつあった。その状況を打開しようと、ライバルである東京電力による人災の福島第一原子力発電所事故にかこつけて、FUKUSHIMAとして形態を変化させた。これにより、多くの日本人に好印象をもたらしめた。なお、ギネス記録を取得してワールドワイドに向けてアピールをするなど、姑息な手を行っているが無駄に終わった。諸外国からすれば、餅なんて結局のところサイレントキラーでしかないのだ。
天馬
この形態は、非常に高い呪力を要するため、通常は顕現しない。球珠速水でも特に霊力の高いとされた郡田野(こおりのたの)と呼ばれる人物は、餅へ霊力を伝えるために矢を用い射て、その姿を雄大な天馬としての形態変化をもたらしめたという。これについては、伝承的で科学的な根拠が無く信憑性に欠けると言われていたが、先述のFUKUSHIMAが確認されて以降、徐々に存在が有望視されている。

殺傷能力[編集 | hide]

この節では、餅がどの程度の殺傷能力を持っているのか示す。

窒息死[編集 | hide]

日本全国で、餅の年間死亡人数/年間死亡者数は、資料によると平均1200人程度の死傷者を出している。死亡に至らないまでも、重症化したり緊急搬送された人数を含めると年間およそ4500件程度にも及び、食品に擬態した呪具のなかでは最も殺傷能力が高い。食品として殺傷能力が高いと知られているフグ年間死亡者数が1・2人程度であることを比較すると、600倍以上の殺傷能力を有している。これを青酸カリに換算すると、51万倍である。餅は劇薬以上の殺傷能力があり、大変危険度が高い。
しかし、近代化され、情報化された現代社会においても、日本全国で餅の年間死亡者数を出すことを躊躇しているきらいがある。上述の年間平均1200人程度の死傷者という情報の根拠は、当該資料の「東京消防庁管内での餅・団子等による窒息事故で救急搬送された人数をみると、平成20年から平成 24年までの5年間で608人となっています」というものと、同掲の「東京都の人口が13,296,050」、「日本の人口を1億3千万人」と仮定して算出したものである。
更に、同資料から窒息死亡事故の年間人数は9500人程度ということも分かっており、窒息死亡事故の実に1割は餅に起因することが分かる。緊急搬送される人数も合わせると、少なくとも年間5700人前後が餅により「死亡・若しくは病院送りになっている」ことが分かり、危険度の高さが窺い知れる。
このように、餅はハレものではなく、明らかに「腫物」であり、球珠速水の陰陽師たちの凄さが窺い知れる。

かび[編集 | hide]

餅は上述の通り常態で劇薬以上の殺傷能力を有しているが、更に雨水や湿気によりカビを身にまとうと、一層の毒性を有することが分かっている。マイコトキシンアフラトキシンなどの発がん性の強い毒を有し、大変危険である。

鈍器[編集 | hide]

餅は古くから、その強度が注目されていた。かの万里の長城は紀元前200年頃とされているが、その建設に作る際に「もち米モルタル」として活用されていた。そのような強度を生かし、餅を温かいうちに成形し覚まし固め、鈍器として用い、犯行後にそれを食することで凶器をこの世から無くすという完全犯罪が横行していた。

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関連事項[編集 | hide]

餅憑きは見世物ではない

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