神風
神風(かみかぜ、カミカゼ、英:KAMIKAZE)とは、それが吹くとトランス状態に陥り、自殺行為に走ると言われている風。
歴史[編集 | hide | hide all]
遡ること1274年、当時の大国元が、日本の執権・北条時宗がどうしても従属を拒否し続けていることに苛立ちを覚え、日本への侵略を試みた。元軍は「てつはう」などの初期の火薬兵器を駆使して戦いを有利に進めていたが、突如吹いた神風に乱舞し、軍船を多く失ったため撤退。1281年にも再度同じ結果に見舞われ、日本に副神風の存在をいよいよ痛感することとなった。
神風はその後700年近く忘れ去られていたが、第二次世界大戦の際に再び日本で吹き荒れ、今度は特攻隊を中心とする国家ぐるみでの若い日本人の集団自殺、という結果をもたらした。その被害を少しだけ受けたアメリカがこの風に注目したことで、KAMIKAZEという言葉が世界中に知れ渡ることとなった。
1995年には、オウム真理教のサティアンで神風が吹き荒れ、トランス状態に駆られた若者たちが地下鉄サリン事件を引き起こし、教団を自壊させると同時に多くの信徒を死刑台へと送り込んだ[1]。
2001年の9.11アメリカ同時多発テロ事件以降は、大規模な神風は欧米や中東を中心に吹き荒れており、日々アルカイダやISISやボコ・ハラムの信徒を自殺に追いやっている。
これに加え、アメリカや日本では突発的な神風が吹く傾向がある。アメリカでは突発的な神風は学校やYouTube本社、ゲイバーなどでの銃乱射自殺という形で現れることが多く、日本では多くの場合は人身事故として終わることが多いが、秋葉原通り魔事件のような通り魔殺人事件による間接自殺[2]の形をとることもある。アメリカでの銃乱射自殺も日本での人身事故も、最早竜巻やハリケーン・台風と並ぶ一大災害となっているため、テロと並び対策が急がれるべきだという声が強まっている。
特徴[編集 | hide]
神風は、上述のように自殺行為を引き起こすが、神風による自殺に特徴的なのは、殆どの場合他人をも巻き込む形をとることである。自爆テロや銃乱射のように分かりやすい形で他者を殺すパターンから、人身事故のように遅延と遅刻を累積させて人々を失業させ、回りくどく連鎖自殺に追いやるパターンまで、その様態は多様であるが、神風による自殺は大抵他殺を伴い、通常の自殺よりも被害が大きくなるのである。
対策[編集 | hide]
神風は突発的に吹くため、十分に有効な対策法はまだ見つかっていない。しかし、いざ神風が吹いても人々がトランス状態に陥るのを防ぐという観点からの次善策としては、若年層の生活水準の維持と、適切な形でのガス抜きが、一番効果的だと考えられている。