VPN Gate
VPN Gateとは、筑波大学が提供するVPN無料公開VPNサービスである。少なくとも2021年3月8日までは、提供を続ける考えらしい。
概要[編集 | hide | hide all]
中国をはじめとする多くの国で、インターネット上の情報に対する検閲が実施されている。これを憂えた極東の西側国家[1]のある大学が、検閲対策を主目的として開始したのが、VPN Gateである。
VPN Gateは、国家による検閲の他、事業者によるフィルタリングサービスの回避も可能にするため、有効活用すれば極めて有益なサービスである[2]。しかしながら、副作用としてIPが変わってしまうため、この副作用を悪用されるリスクが大きいMediaWiki系サイトでは、それなりに警戒される[3]。
役割[編集 | hide]
- 検閲回避。Great Firewall of Chinaを無効化できる。
- MediaWiki系サイトにおける独裁者の検出。VPN Gateをもし荒らしに悪用したら、VPN Gateの5000以上のノードを全てブロック使用とする管狸者が現れるだろう。その管理者は、まず独裁者としてマークできる。民主化のためにどんな策を採るかはあなた次第だが、株主総会化等の不正行為はいただけない。
- レンジブロック回避。Digital Oceanなど、他のVPN/ホスティングは、容易にレンジブロックによって始末できる[4]。しかしながら、Tor同様、VPN GateはノードがレンジもISPもバラバラであるため、レンジブロックによる一括処分はほぼ不可能である。このため、レンジブロック対策としてVPNを使ってさらにそのVPNもレンジブロックされ、また別のVPNを探し…、というイタチごっこを回避することができる。
- 荒らしの検出。当該IPを使用する人間が不正な挙動を行えば、荒らしとして検挙できる。しかし、そもそも荒らしは大抵目立った行動を取るので、効果は薄い。
対策[編集 | hide]
有効活用すれば検閲回避に使えるが[5]、IP偽装の目的で、MediaWiki系サイトで荒らしに悪用された場合は、レンジブロックに相当する手段として、全てのノードをブロックする必要が出てくる。
- 頻繁にノードをチェックし、手動で塞いでいく。過労死することができるので、自殺の良い手段になるだろう。
- 政府を動かす。本来検閲対策サービスのはずなのに、「特定の国や地域の行政機関が当該地域の居住者による VPN Gate へのアクセスを禁止したいという要請がある場合は、当該行政機関は VPN Gate プロジェクトに対してその旨を要請することができます。VPN Gate プロジェクトは当該行政機関の要請の内容を考慮し、その内容に特定地域の法令に遵守すべき合理的な理由が見いだせた場合は当該行政機関と協力する準備があります。」ということである。このため、政府を動かしてアクセス禁止にしてしまえば、手動でブロックする手間をかけなくても、向こうで何とかしてくれるようである。あなたが政治家の家系か成功した実業家でもあったなら、上手くロビイングした方が手っ取り早いだろう[6]。
CUにおける検出方法[編集 | hide]
CUは、VPN Gateを利用している利用者を見抜ける可能性がある。悪用防止の観点から、ご親切にもUser-Agentの一部をセッションIDに置換してくれるからである。ただし、これも偽装可能な可能性はあるので、注意しなければならない。