自警団

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自警団(じけいだん、英:Vigilante)とは、「悪い奴」からみんなの生活を守るために、他の自分の活動や時間を犠牲にしてまでも諸々の手続きによらず社会秩序を乱す「悪い奴」をずっと監視し、それから守る活動をしている人たちのことをいう。

概要[編集 | hide | hide all]

自警団とは元々自力救済の発露の一つで、この概念が出た当初は、日ごろお世話になっている列強諸国が他の弱小国や植民地を食べることに夢中で自分たちまで守る余裕が無い、といったことがよくあったので、他の勢力による脅威から自分たちで守らざる負えなくなり、自警団が形成されたものであった。

しかし21世紀の現代では、国家は自分たちのことを守れないほど他国を食べることに夢中、といったことがほぼなくなったので、今度は他の勢力による脅威から守る、というよりも、自分たちの社会の秩序を乱す「悪い奴」から秩序を守り自分たちの社会が「居心地の良いもの」にするための整備活動をする集団へと変化した。これが現代における自警団である。

彼らは「悪い奴」から自分たちの社会を守るには、既存の法律やルールによる手続きを待っていては、それこそ「悪い奴」の思うつぼで、その間に奴らによって社会が劣化してしまうと考えているので、それらの法律やルールを適切に無視し、「悪い奴」が動き始めたら、すぐさま徹底的な監視を開始して、何かしたらすぐに叩き潰すように動く。その作業を繰り返すうちにいつしか「悪い奴」はどこかにいって無事に社会の秩序は守られるのである。しかしすぐにまた別な「悪い奴」が出てくるので、行きつく暇もなくまた活動を開始する。私たちの社会はこうした人々のおかげで、今日「平和」で楽しいものとなっているのである。自警団のみなさん、万歳!!

様々な自警団[編集 | hide]

自粛警察

2020年、全世界において新型コロナウイルス新型コロナウイルスが脅威を振るったが、その対策として、日本においては外出の自粛や飲食店の営業の自粛を政府や各自治体から「要請」という名の「お願い」をされた。しかしそのお願いには特に強い刑罰がないので、それでは「本当に必要なんだ」、「生きるために仕方がないんだ」などといって、自粛しない「悪い奴」らがどうしても出てきてしまう。そこで、そういう「悪い奴」らを一人残さず成敗し、新型コロナウイルスから日本を守り、ひいてはその「悪い奴」らによって引き起こされる「混乱」から自分たちの社会を守るために自粛警察は結成された。

彼らの活動は例えば、他県ナンバーの車を見かけたらその車は100パーセント他県から来たものであると断定して、当然そのくるまに乗っている人は外出自粛を守っておらず、その車を完膚なきまでに破壊しないとまたその人はウイルスをまき散らしに行くのですぐさまその車を破壊しに行く、であったり、また、営業しているお店を見つけたら、そのお店は人々を密集させてウイルスを拡大させているのですぐさま営業できないぐらい店の施設を破壊したり抗議文を店の前に貼ったり、お手製の「行政からの通告書」を渡したりすること、である。

また他にも、SNSでの監視であったり、感染者の家に感染したことへの「刑罰」としての投石や、「刑罰」を科すため、身元の迅速な特定が行われる。「自粛しない悪い奴」らに対する上記の行為や感染の罪や感染者に「刑罰」を科すことは日本にあるどの法典にも規定されていないことであるが、それは日本の政府が生ぬるいだけであって、本来ならば自分たちの社会の秩序や平和を守るにはこうした「悪い奴」らを徹底的に排除しなければならず、そのためには上述の行為等を徹底的に行わなければならないのである。

MediaWiki系サイトにおける自警団

彼らは、MediaWiki系サイトを「悪い奴」から守るために、記事を書く時間を犠牲にして日夜活動している。コミュニティを乱しそうな「悪い奴」を発見するとすぐさま監視を開始する。その監視対象は幅広く、その「悪い奴」の他のMediaWiki系サイトでの活動であったり、twitterであったり、5chでの活動であったり、その「悪い奴」が活動していると思われる場所はすべて監視対象となる。そしてその「悪い奴」が何かすると自分たちのコミュニティではない場所での「犯行」であってもすぐさま証拠を保管し、その「悪い奴」がどんなに良い記事を書いていようが、徹底的に追い詰めて排除することで、自分たちのコミュニティを守るのである。

その「悪い奴」がしたとされることはサイト内のどのルールにおいても禁止されていないことであるが、だからといってそれを許してしまうとサイトがすぐ劣化してしまうことが考えられるので、そうした事態を防ぐべくブロック依頼などの手続きによらず、有志によってその「悪い奴」は徹底的に叩き潰されるのである。そうした自警行為は本来禁止されており、自警行為をしたものが稀にブロックされることはあるが、ブレイク宣言などで水に流されるらしいので、実質的には禁止されていないのに等しい。

その他[編集 | hide]

上記の通り、自粛警察をはじめとする、自警団の人たちの活動のおかげで今日も国や社会は平和を保っており、自分たちは楽しく生活することができる。もし自警団がいなければ、社会はすぐに混乱して、崩壊するであろう。(ここから下に蛇足程度に捕捉がある。読みたい方は下に進むこと)

自警団が取り締まりの対象としている「悪い奴」は、実際のところ、ほとんどは普通に生活を送っていて、人に迷惑をかけるような人ではないことがほとんどである。また、新型コロナ感染者は気をつけて生活していても不幸にも感染してしまった者が多数であり(中には本当に空気を読まずに感染しに行く、若しくは広めた頭が弱い人もごく少数いるが)、また自粛しない人たちはそれをしなければ明日の暮らしもないことが多かったり、職業柄絶対に出来ないことが多いのである。

自警団はそうした人たちの事情も知らず厳しく攻め立てるので、旗から見ればそれは自分勝手な正義感だけでなんの罪のない人を殺しにいっているのと同じである。

また、MediaWiki系サイトにおける自警団の人たちは実際には自分たちが気に入らない一般ユーザーを潰しにかかっているのであり、あまつさえそれを目的としてそのサイトで活動しているのである。MediaWiki系サイトは本来沢山の利用者がある方針のもと、互いに記事を投稿しあって作りあげるものでなければならないはずである。しかし彼らは記事を投稿せずに自警活動によって利用者を追い出してしまっているので、目的外利用どころか、自警活動による利用者数減少を招いているところは下手したらサイト自体を破壊しているのと同じであり、これはもはやLTAである。

対策[編集 | hide]

こうした自警団にいるような人たちにならないためには、本来の目的を忘れないこと、あらゆる場面において他人を思いやる気持ちを忘れないことである。思いやるということは甘やかすのとはまた違い、時にはその人のために厳しい言葉を投げ掛けることもある。しかしその人に要らぬ制裁をかける時点でもう自警団にいる人たちと同じである。そうならないよう、我々は自分を律しなければならない。

関連項目[編集 | hide]